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SES体験談:仕事環境と実態

 

SESとして働いていた時の体験談

簡単な自己紹介:
・IT業界5年目
・SES経験半年

私は、現在インフラエンジニアとして活動しておりますが、サポートとして貿易事務の業務(SES)に従事しておりました。その時の経験を赤裸々に記事にしてみました。誰かの参考になるかもしれません。

SESとは

SESとは、System Sngeenering Serviceの略称で顧客からの業務を丸ごと請け負うお仕事になります。一般的には、お客様先に入場して技術提供を行う為、職場が客先となります。 客先に入場している従業員は、直接お客様から指示をうけるのではなく、業務を請け負っている代表から指示を受ける形態になっています。

SESと派遣の違い

SESは、一般的には客先での業務を遂行するため、派遣と違いが分かりづらいです。

派遣は、お客様が要求する人材提供依頼に対し、会社で抱えている従業員を派遣するビジネスです。業務を動かすのはお客様であり、派遣された従業員は、お客様の「責任・指揮下」で業務を遂行します。

SESはお客様から外注された業務を遂行するものです。お客様の場所に常駐しておりますが人材を派遣しているわけではありません。そのため、常駐している従業員への指揮命令権は、お客様ではなく契約を受注した企業にあります。

法律でも定められておりきっちりとした理解が必要です。
最近、特に2重派遣や指示・命令権に関することが厳しくなっている風潮です。

客先で何してた?

体験談:上記で述べた通り私は、SESとして客先の職場でお仕事をしておりました。お仕事の内容は、貿易事務のお仕事になります。お客様が商社を通して調達した海外の物品の管理業務をしていました。技術力の提供というよりも英語やマネージメントスキル、エクセル管理などの簡単な管理業務の提供がメインの仕事でした。

米国の輸出規制は特に厳しいのでそういった特殊な部品の管理ですね。米国から輸入してきた物品は、主に「EAR」「ITER」に分けられており、部品ごとに番号がついている。番号に基づいた適正な管理が求められる繊細なお仕事内容でした。

SESは、System Sngeenering Serviceですので技術力の提供という印象を受けるかもしれませんが、そうでない場合も会社によってあります。もちろん、しっかり技術力を提供することを目的にしている会社もあります。

SESの実態は?

SESのお仕事は、一括で仕事を会社が請け負うということなので「指示・命令」は、プロジェクトの代表者から受けます。しかし、私の所属していた部では、「指示・命令」は、顧客先の企業から降りてきていました。また、客先での仕事になるので周りの従業員に囲まれながら仕事しておりました。ほぼ派遣に近い感じでお仕事していました。

※あくまでも私の経験談なのですべてのSESのサービスを提供している企業が同じ様にしているわけではないことをご理解ください。

私の知っている友人は、SESで働いておりますが機材の検査業務に従事しており、プロジェクトメンバーと共に「指示・命令」は順守されております。また、提供しているサービスも無線や優先の技術になっております。

客先での仕事環境は?

周りは、客先で働いている正社員に囲まれながらの仕事でした。働いている場所が違うので職場の雰囲気も全然違いました。例えば、怒号を上げているような人もいれば、客先常駐の従業員を見下してくる方もいらっしゃいました。

あまりいい環境では、なかったかな...。

まとめ

少し調べてみたのですがSESのサービスは、1980年頃からITのエンジニア不足が背景にあり始まったビジネスのようです。当初は、人手不足ということもあり技術提供メインにSESのサービスが展開されていたようです。

現在では、技術の提供というよりは、労働力の提供に近いのかなと私の体験談から感じました。

SESのサービスをビジネスコアにおいている企業に入社する際は、そこの会社がどういった技術力があり、強みがあるのかを把握してから選定したほうがいいのかなと思いました。