記述日:2024/9/12
この記事では、telnetサーバーの構築を行っていきます。
LinuxのCentOS8を仮想環境VMwareに作成して、Tera Termから接続を行います。
また、Telnetのport番号は23番を使用しますが今回は、50023番に変更いたします。
設定環境:
・OS:CentOS8.1
・仮想環境:VMware
・SSHクライアント:Tera Tem
作業手順:
- NAT(もしくはブリッジ)にてインターネット接続
- レポジトリーのURLの変更
- Telnetをインストール
- firewallの設定変更
- Tera Term 接続
- ポート番号を変更
- firewallの設定変更
- Tera Term 接続
NATにてインターネット接続
下記のnmcliコマンドにてパラメーターを設定
nmcli con mod ens160 ipv4.addresses ***.***.***.***/** ←指定の値
nmcli con mod ens160 ipv4.gateway ***.***.***.*** ←vmnetnat.confの値
nmcli con mod ens160 ipv4.dns 8.8.8.8 ←今回はこの値(別のDNSサーバーのIPでもいい)
静的IPアドレスに変更
nmcli con mod ens160 ipv4.method manual
nmcli con mod ens160 connection.autoconnect yes
pingで疎通確認
レポジトリーのURLの変更
CeontOSはサーポート期間が微妙なため、レポジトリーに記載されているURLを変更する必要がある。
下記の3項目を修正する
yum -y install telnet-server
ss -napt ←待ち受けポートの確認
systemctl enable telnet.socket
reboot
ss -napt ←23番が追加されていることを確認する
Tera Term 接続
ポート番号を変更
vi /lib/systemd/system/telnet.socket
ListenStream=50023に変更
reboot or systemctl start telnet.socket
ss -napt ←待ち受けポート50023の確認
Tera Term 接続
Tera Termを起動
・ホスト:ゲストOSに設定されているIPアドレスを入力
・TCPポート:50023番
・サービス:Telnet選択
豆知識:
・net-tools をインストールすると netstat コマンドを使える。
接続中、接続が切れてタイムアウトしたソケット情報を見れる。
※ssが使われる前はnetstat がよく使われていました。
・CentOS7以前では xinetdという統合デーモンで設定ができた。
・デーモンとは、バックエンドでスタンバイしているプログラム。
・ssコマンドのほかにもlsof -iコマンド待ち受けポートの確認ができる。
以上です。