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【Linux:仮想環境】共有フォルダーの作成(備忘録)

記述日:2024/9/13

ゲストOSとホストOSの共有フォルダー構築

ホストOSで作成したフォルダーをゲストOSからアクセスできる環境を構築する。

ホストOSで作成したファイル等をゲストOSから自由に取り出すことができる為、非常に便利!

仮想環境を作成する際は、共有フォルダーを作成した備忘録をまとめました。

環境

  • 仮想環境:VMware
  • 接続方法:NAT
  • ゲストOS:CentOS8.x
  • ホストOS:Windows11

作業手順

  1. VMwareのコンソール画面で共有ファイルの作成
  2. ゲストOSから共有ファイルのマウント
  3. 共有ファイルにファイル作成
  4. 永続的に共有ファイルをマウント
  5. 確認

VMwareのコンソール画面で共有ファイルの作成

  1. VMware起動
  2. 対象の仮想マシン 「選択」
  3. 仮想マシン設定の編集(D) 「選択」
  4. オプション 「選択」
  5. 共有フォルダー 「選択」
  6. 追加 「選択」
  7. パスの指定 [C:¥shared] ※今回は例としてsharedという名前
  8. この共有を有効化にレ点 完了 「選択」

ゲストOSから共有ファイルのマウント

cd /mnt/hgfs ←ここのディレクトリーに移動

vmware-hgfsclient

shared ←作成したフォルダーの名前が表示されることを確認(例:shared)

vmhgfs-fuse .host:/ /mnt/hgfs/ -o allow_other

#共有ファイルのマウント完了

共有ファイルにファイル作成

ディレクトリーに移動

cd /mnt/hgfs/shared

#テストとしてファイルを作成

touch test.txt

#ホストOS(C:¥shared)から「test.txt」があることを確認する

永続的に共有ファイルをマウント

このままの設定では、ログインするたびに共有ファイルをマウントをする必要があるので、永続的にマウントされた環境を構築する。

vi /etc/fstab

#一行記入

#vmhgfs-fuse -hでオプション確認可能

.host:/ /mnt/hgfs fuse.vmhgfs-fuse nonempty 0 0

 

#他のユーザーがアクセス可能にする場合は、下記一行記入
.host/ /mnt/hgfs fuse.vmhgfs-fuse allow_other nonempty 0 0

 

#設定に異常がないか確認

mount -a

#再起動

reboot

確認

cd /etc/fstab/shared

#上記のディレクトリーに共有フォルダーがあることを確認

豆知識:

・mnt/hgfsは、
VMware Tools Shared Folders Linux mounts のデフォルトのローカルファイルシステム

・「/etc/fstab」ファイルは、
マウントするファイルシステムの情報を記述するファイル。

OSを起動する際には、システムがデバイスディレクトリにマウントする。

その際、どのデバイスにどのディレクトリをマウントするか、の処理は、「/etc/fstab」ファイルの記述に従って進行。

以上